TEPPEN 2019 夏の陣 ベンチプレスのルールと考察
前回に続き、TEPPEN 2019 夏の陣 ベンチプレスのルールと挑戦者の試技を見ていきましょう。
今回のルールでは、バーベルの重さは体重の8割ではなく、50kgに固定されました。
前回のルールでは下半身が重いほど不利でしたが、今回のルールでは、体重が56kgしかない武田さんにとって不利な形になります。
参加者の身体スペックをご覧ください。
武田さんだけ飛び抜けて軽いですね。
今回は、自重とほぼ同じ重量を上げることになりました。
トップバッターの武知さん。
細く見えるのは高身長のせいで、実際はかなり大柄な体格です。
記録は50回で6人中5位ですが、きんに君さんと肉薄してるあたり今大会のレベルが高いことがわかります。
続いて、きんに君さん。
今大会の本命と思われるものの55回と武知さんとほぼ同じ回数でした。とにかくリーチが長い!
前回の62kg 39回から16回も伸びましたが6人中4位という結果でした。
すごいけどこのメンバーだと少なく見えてしまう。
しかし、殆どの方は55回上げるのは無理でしょう。
こちらはトムブラウンみちおさん、背筋力300kgオーバー、学生時代に相撲で全国大会にも出場している怪力ですが、放送尺の都合かなんと一言も発することなく出番が終了。
好きな芸人さんなので一言くらいコメントほしかったです。
ボビー・オロゴンさんは、最初から尻が上がったり、フォームが曲がっていて、あまりベンチプレスをやっていないかもしれません。天然怪力枠ですかね。
迫力のある胸囲124cmは流石でした。
6人中3位と好成績。
さぁ、出場発表から優勝本命だった横川さん。
最初のフォームセットで思わず声が出ました。
ゲストの方がストレッチや集中のためのルーティーンとコメントしていましたが、これは肩甲骨の内転、下制、胸椎の進展を行い、怪我の予防が目的になります。
ベンチプレッサーばりの高さに、期待感も高まります。
フォームがとても綺麗!
胸骨が立って自然なアーチが組めていますね。
このアングルは最高でした、パンプした大胸筋と浮き出た血管がたまりません。
相変わらずの天然ぶりで名言(迷言)も出ましたが、このベンチプレスを見れただけで私は大興奮でした。
横川さんが大健闘して番組は大盛り上がりでした。
筋肉キャラとして横川さん、仕事増えそうですよね。
武田さんは前回のような大記録は出せませんでしたが、これは仕方がありません。
スタジオがすごい空気になってしまい皆沈黙する中、武田さんの口から出たのは感謝の言葉でした。
そして横川さんとのやり取りは、番組の次を予感させるものでもありました。
体格差がある以上、全ての参加者に平等な負荷をかけるのは難しいものです。
それでもほぼ自重と同じバーベルを71回も上げた武田さん、筋肉キャラ(芸人ではない)のルーキーとして出場した横川さんの活躍でとても盛り上がった大会となりました。
ちなみに、私もやってみましたが全然上がりませんでした。
普段の練習でも15レップは上げないので、心肺機能と腕が持ちませんでした。